初診から入院・手術、そして手術後の診察までの流れをご紹介します。
私は働きながらだったので、通院には調整が必要でした。
あと、手術の時期がベストだったなと思うので、それについてもシェアしますね。
初診から入院まで
入院前、初診から入院前検査までの流れです。
1回目:初診
大きな病院なので、初診は時間がかかりました。
9:00の予約だけど、8:20に来てねと・・
手続きや問診などで時間がかかります。
- 超音波(婦人科検診みたいなもの)でサイズチェック
- 紹介状の内容を確認
- 血液検査
- 薬のアレルギー有無
- 服用している薬
朝イチの予約はあまり遅れなかったので、午後からは出勤できました。
2回目:血液検査の結果と薬の服用開始
初回から2週間後の診察。
血液検査の結果、貧血は大丈夫でした。(子宮筋腫で貧血気味だった)
貧血があると手術できないそうです^^;
「貧血を治してから」となるそう。
「レルミナ」服用開始
このタイミングで、レルミナを30日分処方されました。
レルミナは子宮筋腫の薬で、筋腫が小さくなることを期待して服用開始。
小さくなると腹腔鏡下で手術できる可能性が高くなるんです。
私は腹腔鏡下で対応できるギリギリサイズだったんですよ
レルミナは、手術の前日まで服用しました。(3ヶ月ちょっと飲んだ)
副作用があるので、最大半年しか飲めない薬。
レルミナについては、「【子宮全摘】腹腔鏡下の可能性を高めるために「レルミナ」服用」で詳しくご紹介しています。
手術日をリクエスト
このタイミングで「手術はGW前にして、GWを療養にしたい」と伝えました。
「希望は入れておくね」と決定はせず。
GWを療養に充てたい人が多いそう。
希望日は後日、無事に通りましたよ。ちなみに土日祝日は手術は入れられないそうです
GWはベストな時期だった
仕事への影響が少なそうなGWを希望しましたが、いろんな意味で正解でした。
- 在宅勤務でも退院後1週間以上の療養は必要
- 花粉症が収まって、咳がでない(お腹に響きそうで怖い)
- 気温が丁度よい(お腹の傷もすぐ乾いた)
術後は歩くことを推奨されます。屋上庭園があるんですが、暑くもなく寒くもないから、よく歩くことができました
3回目:子宮頸がん検診
前回から約2週間後の診察でした。
私の場合、子宮頸がんの検査を3ヶ月毎にする必要があって、その検査を実施。
実は、手術の3週間前にコルポスコピー検査が予定されていましたが、それを早めました。
拡大鏡を膣の中にいれて、酢酸を塗布。拡大鏡で見ながら、怪しいところ(白っぽくなる)にあたりをつけて、組織を切り取る検査です。子宮頸がんの精密検査で行われるものです。
4回目:子宮頸がんの検査結果と手術日決定
2週間後に、子宮頸がん検査の結果を聞きに行きました。
ここで引っかかってしまうと、手術内容や日付が変わる可能性があるようです。
検査結果は、中等度異形成。
この結果を聞くのが一番ドキドキしました。。
この結果であれば、今の日程を変えなくて大丈夫。進行の心配はないよ
と言ってくれたので一安心です。
もし癌の疑いがあったら?
この検査で癌の疑いが出てきた場合、「子宮円錐切除」を行って詳しい検査が必要と先生は言っていました。
この検査は2泊3日ほどの入院が必要で、検査結果も1ヶ月ほど必要とのこと。
また、こうなった場合は「手術日も変更だよ」とおっしゃっていました。
手術日決定
リクエストしていたGW前の日程で手術が確定。
MRIと手術の説明を聞く日の予約を入れます。
手術の説明は、家族同伴でもOKと言われました。(家族が話しを聞きたいなら、ここでという感じ)
レルミナを手術日前日分までもらう
レルミナは手術の前日まで飲みます。
高額なお薬なので、先生と日付をちゃんと確認して処方してもらいました。
5回目:MRI検査
1ヶ月ほど診察期間が空きました。
手術の3週間前にMRI検査です。
MRIだけで、診察はなし。
MRIの日は何かと制限がはいります。なので、仕事はお休みしてもいいかもしれません。
- 食事制限
- メイクがほぼできない
- ネイルNG
メイクはベースメイクと眉ぐらいでしたね。
金属がNGのようで、火傷のリスクがあるそうです。
マスカラも金属が入っているらしいですよ。
私は造影剤は打たずに、30分ほどで終わりました
6回目:手術の説明と身体検査
これも3週間ほど前に実施。
書類をたくさん渡されるので、大きめのバックが必要です。
- 手術の説明(先生)
- 入院の説明(事務局)
- 術後ケアについて(看護師)
- 身体検査
手術の説明
私は一人で手術の説明を聞きました。
手術の説明には、先生と看護師さんが同席します。
- どんな手術を予定しているか
- リスク
- MRIの結果
手術中の状況によって開腹になること、術後の合併症リスクなどでした。
リスクは最大限話しているという感じで、確率が低いものばかりでしたね。
MRIの検査結果、あまり子宮筋腫が小さくなっていなかったので、少し不安に・・
先生に「レルミナの服用期間を延長したら小さくなる?」と聞いたのですが、その可能性は低いという回答でした。個人差がでるところなんですよね。
入院の手続き
患者サポートセンターで、入院の手続きと説明を聞きます。
部屋の希望や入院に関する事務的な話が中心です。
病室は、女性病棟で有料の大部屋を希望しましたが、入院の前日に決定すると言われました。
救急病院なので、直前までわからないとのことでした
高額医療費制度の事前申請
このタイミングで、高額医療費制度の事前申請をしたいと相談しました。
そしたら「ご希望ですね。手続きしておきます」でおわり。
特に書類なども求められずで、簡単すぎてびっくり!
看護師から術後ケアと持ち物についての説明
看護師さんとの面談もあって、術後ケアについてと持ち物リストをもらいました。
持ち物リストといっても、「必ず必要な最低限のもの」という感じ。
後で自分でリストを作りましたよ。
身体検査
健康診断みたいな検査をいくつかやりました。
- 血液検査
- レントゲン
- 身長と体重
7回目:麻酔科医と薬剤師の面談
1週間後に麻酔科医と薬剤師の面談がありました。
これは急遽入った予約です。
実は、麻酔科医との面談は入院してからとなっていたんです。
ただ、働き方改革があったようで、事前に話を聞きに行くことに。
麻酔科医との面談
どんな麻酔を使うのか、副作用などを丁寧に説明いただきました。
全身麻酔なのですが、これは吐き気が出やすいと教えてくれました。
なるべく吐き気のでない麻酔を使うけど、(目が覚めて)吐き気がしたらお薬だすと言ってくれたので、ホッとしましたね。
あと、手術室で麻酔から起こすのでと言われてびっくり!
ドラマだと病室で目が覚めるのにw
薬剤師との面談
病棟付きの薬剤師さんとの面談です。
アレルギーなどをチェックして、入院中の薬の管理をしてもらいます。
私は抗生物質でアレルギーが出たことがあるので、ちゃんと申告。
アレルギー、怖いですからね。
入院前の診察・検査はこんな感じでした!だいたい1~3時間で終わった記憶です。
入院から退院後の診察
入院から退院後の通院記録をご紹介します。
入院
入院は、手術の前日でした。
午前中に事務局で入院の手続きをして、病棟フロアへ。
病棟フロアにパジャマのレンタル受け付けがあったので、レンタルも依頼。
ここから6日間の入院生活がスタートしました。
入院生活については、別記事で書きたいと思います
退院後1回目:術後の診察
退院して4日後に診察がありました。
入院中にも2回診察があったのですが、傷口から出血していたんです。
出血は一般的なものでしたが、先生が元の生活に戻った段階でもチェックしようと。
- 出血している箇所はあるけど、問題ない範囲
- 会陰周りが腫れているの
- 会陰を縫った箇所に癒着がある(治癒している)
大きな問題はなく、また2週間後に診ましょう、で終わりました。
退院後に微熱が続いていましたが、診察のこの日から急に元気に 笑
初めての遠出でしたけど、傷も痛くないし、手術して1週間目とは思えなかったです。
先生への質問
お腹を丸くしておいたほうがいいですか?(痛くなかったので背筋伸ばして歩いてた)
背筋伸ばせるんでしょ?丸くする必要ないよ
運動は?今はたくさん歩いています。
歩くのは全然OK。水泳はダメね。テニスとか激しいのもダメ。ストレッチは徐々に、無理のない範囲で。
退院後2回目:出血による緊急診察
手術から2週間後ぐらいに、「え、生理!?」ぐらいに出血(鮮血)しました。。
朝の出来事だったのですが、びっくりしたので病院に電話。
「今から来られる?」と言われ、仕事を急遽中断し、病院へ。
出血は続いているものの、量は落ち着いていたのですが不安でした。
先生にみてもらったところ・・
- ずっと滲んでくるような出血ではない
- 膣の中にポケットのようなものがあって、そこに溜まっていたと思われる
- すぐに再縫合するほどではない
という言葉を聞いて一安心。
「出血が止まりやすい綿(そのうち溶ける)を入れておくね」と処置してくれました。
お風呂はまだストップで、シャワーだけという指示でした
退院後3回目:術後の検診
これは予定されていた検診です。
出血して約2週間後ぐらいに、再度診てもらいました。
相変わらず少量の出血はあるものの、生理レベルのものはなかったです。
先生が傷口を診て「これは大丈夫そうだね。中の傷も乾きつつあるよ」と。
ここまで手術から約1ヶ月ほど経過していました。
本来だったら、この診察で元の先生にお返しするつもりだったんだけどね。出血がまだあるみたいだから、来月まで診ましょう
先生が「お互いスッキリして卒業しましょう」とおっしゃってくれたので、もう一度診察することになりました。
先生への質問
腹筋していいですか?
したほうがいいね。どんどん落ちちゃうから。始めからあまり激しくしなければOK。水泳とテニスのような激しいのもダメ。
バレエは?ジャンプとかどうでしょう・・
バレエもOK。ジャンプは問題ないよ。バレエも長いこと休むとできなくなるでしょ?ただ、会陰を縫っているから、足を上げるのは慎重に。いきなり全力ではやらないで。
貧血は治りますか?
(目の裏側をみて)すごくいい訳じゃないけど、大丈夫そう。血液検査してみましょうか
血液検査をして20分ほどで結果がでました。
ヘモグロビン11。これなら貧血は大丈夫でしょう、とのことでした。
退院後4回目:最後の診察(のはず)
最後の診察はこれからです。1ヶ月ほど期間を開けます。
この間にバレエを復活させて、その様子も診てみようという話になっています。
今は出血はほぼなくなりました。
通院の雑談
通院の雑談を少しだけ・・
行きやすい曜日に初回を入れたほうがいい
私の場合、先生を指名しないでの紹介状でしたので、担当医は予約した日の先生になりました。
大きい病院だと、毎日同じ先生がいるわけではなくて、外来する曜日が決まっていることも多いです。
仕事で定期的な会議が入っているような日は、避けたほうがよさそうだなって思いました。
聞きたいことは全部聞こう
友だちからのアドバイスですが、「不安や疑問は残さないこと、全部聞く!」は大事です。
手術して「思ったのとちがう、聞いておけばよかった!」が無いようにしましょう。
私の先生も質問ウェルカムでしたよ。
聞きたいことは全部スマホにメモっておいてね
手術日程も決まった時期に「開腹がいや!」と相談
筋腫が9cmあったので、開腹の可能性も示唆されていたんです。
最初は安全にできるなら・・と思ったんですが、Youtubeで開腹した人の動画を発見。
大きな傷にショックを受けてしまいました。
ただ、その方は子宮頸がんの治療で子宮を全摘してたんです。
その話をすると・・
そもそも子宮頸がんの手術とは全然違うからね。無理に手術を勧めないけど、この大きさなら筋腫の治療をしたほうが楽にはなるはず。
腹腔鏡下がいいと・・と伝えてみたところ「できる限り腹腔鏡下でいくつもりだよ」と言ってくれたので一安心。
後日、会議で腹腔鏡下が通ったと教えてくれました。
ドラマで時々見る、医師の会議なんでしょうか?
まとめ
手術に向けての診察は、月に1,2回でした。
入院が近くなると増えるので、仕事の調整がいろいろ大変だったなと思います。
手術前は、午前中に診察して午後から仕事をしていました。
退院後は、そんな気力がわかず・・ お休みにしました^^;
体力が思っていたより落ちていたのと、慎重に過ごしたい気持ちからです。
再縫合とか嫌だなと、心配しすぎたのかもしれません。
私の場合、通院回数が多いかもしれないので、仕事の調整が厳しい人は先生に相談してみるといいかと思います。
無事に手術が終わり、快適な生活になることを祈っています!