子宮全摘手術で入院した生活について情報をシェアしますね。
暇かなぁと思って病院でやりたかったことは、意外とできませんでした。
1日のルーティン
1日のルーティンは次のとおりです。
6時に起床して体重測定
病院の朝は早いですね。
別に起こされるわけじゃありませんが、明かりがついたりして「動き」がでてくる感じ。
同室のおばあちゃんも早起きだったので、6時台に目が覚めることが多かったです。
後で詳しく書きますが、ベットの場所が悪くてトイレや洗面台に近かったものですから、落ち着かなったのもあります。
朝起きたら、ナースステーションへ体重を測りに行きます。
1日2回の検温・血圧
朝の7時頃と夕方に看護師さんが回ってきて、検温と血圧測定をします。
この時に測った体重も報告。
術後は、ガスやお通じがでたかのチェックと傷口の確認もありました。
一度だけ、学生実習の女の子二人がチェックしてくれました。
なれない手つきではありますが、初々しさがありましたよ。
ガスやお通じはを聞く理由は、合併症のひとつ腸閉塞が起きてないかをチェックしていたんだと思います。
医師の回診は毎日
お医者さんも毎日回診で来てくれます。
主治医とは違う先生がきました。(毎日)
当日の宿直医なのかわかりませんが、同じ先生が全部の病室を診ていたようです。
時々、研修医らしき人もぞろぞろとやってきて、見学していましたね。
同室の人は、全員別の理由で入院していたっぽいので、異常がないかをチェックする感じだったと思います。
シャワーは午後から夜
シャワーは予約制で30分だけ。
子宮全摘の場合、ドレーンもないですし、点滴も外れていればひとりで入れちゃいます。
ドライヤーはナースステーションで借りました。
家電製品の持ち込みがNGだったので、基本レンタル(もちろん無料)。
21時に消灯、22時完全消灯
21時には消灯するのですが、自分のベットであれば電気をつけてOKでした。
22時は完全消灯で、自室の電気もオフ。
スマホは見られるけど、テレビやPCはダメな感じでしたね。
お掃除は昼間にやってくる
お掃除とゴミ箱の片付けは、毎日ありました。
清掃の人が声をかけてくれて、ササッとやってくれます。
パジャマをレンタルしていたのですが、毎日汚れ物を回収してくれました。
ベットシーツは6日間の入院で1、2回しかなかったような・・
掃除を徹底してくれるのはありがたかったです。パジャマも、汗をかくので何枚かあって助かりました。
病棟のルール
病棟には大勢の人もいるわけで、ルールが存在します。
病棟外にでるのは20時まで
病棟外に出るのは、20時まで。
コンビニや屋上庭園も20時以降はいけません。
屋上庭園は18時ぐらいに閉まっちゃいますけどね。
朝も8時以降にしかでられません。
病院のコンビニが24時間やっているのは、病院スタッフさんのためなんでしょうね~
病室は関係者のみ。お見舞客NG
コロナ対策だと思いますが、病室は関係者のみでした。
個室だったらOK。
母が術後に病室に来ようとして、止められていました 笑
病人が集まっているので、慎重になるのは仕方ないですね。
お見舞いは専用ルーム
病棟に応接ルームみたいなのがあって、お見舞客とはそこで会うことができます。
つまり、そこまで歩くことができて、座って話せる人のみ・・
手術の翌日は歩くのも座るのも大変で、お見舞いに来てくれた母と話すのがやっと。
お見舞いを受けるかは自分の体力次第だなぁと思いました。「お見舞いに行きたい」と何人かから連絡がきたのですが、1組以外は丁重にお断りしました。話す元気がなかったです。。
常にマスク着用で
病院では常にマスクをするルールでした。
ベットにいるときも・・
とは言え、カーテンを閉め切っているので外していました。。
ベット以外では着用するようにしましたよ。
病院で話すのは、看護師さんと医師、時々スマホで家族ぐらいでしたね。患者同士で話せる雰囲気はあまりなかったです。
電話は応接ルームで
電話も基本は応接ルームです。
大部屋はこのあたりが少し大変。
周りに人がいるので、ドライヤーもシャワールームで済ませます。
でもマナーは大事ですよね。
マナーは思いやりって言葉は、その通りだなって思います。
お食事事情
食事は、手術の前後以外は制限はありませんでした。
消化器系の病気であれば、しっかり管理されるのだと思います。
基本は普通食で食べ物に制限なし
病院食はいったって普通で、1900kcalメニューでした。
女性にしては多いので、男女共通なんでしょうね。
手術の前日の夕食までは出まして、21時以降から絶食。
手術の日は終日ご飯NGで、解禁されたのは手術翌日の昼。
つまり、1日半ぐらい食事なしです。
絶食していたので、最初のご飯は流動食。
その後からご飯が五分粥などになっていき、おかずも固形になっていきます。
術後、翌々日には普通のご飯に戻っていますよ。
同室のおばあちゃんが、消化器系の手術をしたらしく、ずーっと流動食のようでした。会話が聞こえてくるだけですが、1週間以上流動食みたいで、ちょっと気の毒でしたね。
持ってきてくれて、自分で片付けます
食事は看護師さんが持ってきてくれます。
病状によって食事内容が変わるからでしょうね。
誤配を防ぐためなんだと思いました。
毎回、名前と生年月日のチェックをして、本人確認していたのは驚きでした。
片付けは自分でやります。
術後、点滴をつけているときは片付けられないので、看護婦さんが片付けてくれました。
意外と美味しい病院食
病院食って美味しくないイメージがあったのですが、家庭料理としては合格点だと思いました。
私には作れないメニューもあって、満足度高め。
薄味すぎることもなく、十分でしたね。
ご飯の量が多いので、ふりかけとか持っていくといいかもしれません。
看護師さんにお願いしたこと・気をつけたこと
看護師さんはとにかく忙しそうでした。
ずーっとバタバタとしていますし、常にパソコンに入力しています。
お願いしにくい雰囲気はありますが、無理は厳禁。
お願いしたこと
- 術後の着替え
- 手術直後の姿勢変え(動きにくい状況)
- 毛布の追加やビーズクッションの追加
- 点滴中の食器の片付け
不安に思ったことは、とりあえず聞くようにしていました。
私は必要ありませんでしたが、痛み止めや便秘薬も依頼できそうでしたよ。眠れなかったら睡眠薬も相談できると思います。
気をつけたこと
点滴がズレてしまったり、ナースコールの電源が外れてしまうと音が鳴って、看護師さんが飛んできます。
私は点滴の位置のせいで、何度も呼び出してしまいました・・・
ナースコールの電源も何かの拍子で抜けることがあるので、要注意。
大部屋の病室ガチャ
差額ベット代が高くなければ個室に・・と思ったんですが、1日4万円近くしたので大部屋にしました 笑
4人部屋で女性病棟を希望して、希望が通ったので満足です。
でも、知らない人と同室というのは、不安はありましたね。
部屋の様子
家具付きの部屋を選んだので、収納は多かったです。
とはいえ、ベットの周りにクローゼットと棚がある程度。
スーツケースの荷物は全部出して、スーツケースは邪魔にならないところにおいておきます。
備え付けのテレビはありましたが、普段からテレビを見ないのでつけたのは1回だけ。
鍵のかかる引き出しがあって、貴重品はそこに収納します。
小さな冷蔵庫もついていて、買ってきた飲み物を冷やせます。
ベットはボタンで昇降できますので、慣れておくといいですよ。
電源を確認
スマホやPCなど電源が必要ですよね。
延長コードを持っていくことをオススメします。
コンセントの位置が不明なので、あったほうが安心。
術後は動きが制限されますからね。
手の届く範囲に携帯をおいておけますよ。
同室の方は4人
大部屋は最大4人で、入院したときは満室でした。
ただ、コロナの影響でカーテンが常時閉め切り。
なので、同室の方とお話するような環境ではなかったです。
手術の翌日には、前の人が退院し、その次の日には隣の人も退院。
結果的に、2人だけでした。
GW近いというのもあったかもしれません。
他の病室も満床ではなかったですね。
今は「入院は短く!」が基本のようです。
ベットの場所は運
ベットの位置は運で、残念ながら窓際ではなく、通路側。
通路側はトイレや洗面台が近いのですが、人の利用も多いので何かと音が気になりました。
夜でも光が漏れてくるので、眠りにくいなぁって・・
アイマスク持ってくればよかったなぁっと後悔。
外が見えると気も紛れるのでしょうが、カーテンに囲まれた場所にずっといると気が滅入りそうでしたね。
元気なときは、屋上庭園を散歩したりコンビニ行ったりとベットの外へ。
コロナのときに、部屋に閉じこもっていると体調が良くないことを学んだので、ストレスにならないように気をつけました。
同室の人も運なんだけど、あまり問題はなし
同室の人も運ですね。
同じ病気の人はいないようで、漏れ聞こえる会話からだと全員別の理由だなと思いました。
変な人もいないし、すれ違ったら会釈するぐらいで、特にストレスはありませんでした。
ただ、いびきをかく人もいたので、耳栓はあってもいいかも。
コロナ前に入院した人からは、同室の人と仲良くなるって聞いていたけど、そんな雰囲気はなかったです。
空き時間の過ごし方
入院前は空き時間が多いだろうから、溜め込んでいた本やアマプラを楽しもうって思っていましたが、それは甘かったです 笑
空き時間は多いんですけど、術後の身体は疲れやすて元気もない・・
徐々に回復したところで、本を読んだりアマプラを見たりしました。
本はそこまで持っていかなくてよかった、というのが感想です。
ちなみに病院Wifiがあるので、パソコンを持ち込んでも大丈夫でした。
あ、ワイヤレスイヤホンもお忘れなく!
とりあえず歩くのが大事!
術後の話ですが、歩くようにしていました。(病院からも言われていた)
というのも、術後の合併症である腸閉塞を防ぎたかったから。
腸閉塞になると、「絶飲絶食でイレウスチューブというのを口から入れる治療になる」みたいなことをネットで読み・・
私と同じように「歩いて」と言わたと思われる患者が屋上庭園にはたくさんいましたよ。
みんな何周もしていて・・
今は痛み止めを飲んででも、身体を動かすことを優先するそうです。
まとめ
入院生活はあっという間に終わりました。
とは言え、手術の直後は辛かったです。
思っていたより傷は痛くないけど、身体の中が炎症を起こしている感じ。
インフルエンザのようでした。(熱は微熱だけど)
それも翌日から回復に向かいます。
入院前は、「入院中に何ができるかなぁ」って呑気に思っていましたが、「入院は療養である」と思い直した次第です。
家に帰る時、看護師さんやドクターがいないのは不安だなと思いましたが、帰ってみれば自分のペースで過ごせて、やっぱり楽。
早く身体が回復して、日常に戻れることを心から祈っています!