子宮全摘手術のような大きな治療を受けるのは初めてで、「一体どのくらいの費用が必要なの!?」と不安もありました。
結果、意外とかからなかった!
日本の医療費制度が素晴らしいと聞いていました、本当にそう。
ただ、加入していた医療保険は微妙でした。
そのあたりも含めて、子宮全摘手術でかかった医療についてご紹介します。
通院と入院・手術にかかった費用
術前・術後の通院と手術にかかった費用についてシェアしますね。
「腹腔鏡下の単純子宮全摘出術 」が前提です。
通院・検査費
通院と検査にかかった費用は、おおよそ次のとおりです。
術前の診察 | 26,000円 |
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術後の診察 | 8,000円(4回分) |
合計 | 34,000円 |
これは個人差があると思ってください。
私の場合は、子宮頸がん検査も同時進行でやっていて、その費用も術前検査に含まれます。
術前検査の主な費用の内訳
- 診察
- MRI
- コルポスコピー
- 身体検査(血液検査)
術後の検査も個人差あり
順調に回復すれば、術後の診察は2~3回で終わりそうです。
私の場合は、退院後に多めに出血したり、出血が続いているので、診察が長引いています。
入院・手術費
腹腔鏡での手術でしたので、入院は6日間。
入院費の総額は、高額医療費制度を利用して約14万円です。
ただ、有料の大部屋を希望したので、それを差し引くと約10万円。
どうでしょうか?私は意外と安かったなぁという印象でした
その他の費用
診察や入院以外でかかった費用は、次のとおりです。
病院の紹介状 | 1,300円 |
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パジャマとタオルのレンタル代 | 2,600円ほど |
薬(レルミナ) | 22,000円(約3ヶ月分) |
上記以外にも通院の交通費や退院時のタクシー代などがかかりました。
入院グッズの費用もありますよ。入院グッズについては「【子宮全摘手術】入院に必要な持ち物」を見てみてくださいね。
トータルの金額
ざっくりとトータルは、下記のとおりです。
診察・通院 | 34,000円 |
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入院・手術 | 140,000円 |
その他 | 26,000円 |
合計 | 200,000円 |
高額療養費制度は事前申請で
高額療養費制度は、1ヶ月に支払う医療費が一定の上限額を超えた場合、その超過分が払い戻される制度です。
健康保険で3割負担といっても、入院・手術となると高額になりますから、ありがたい制度。
高額療養費制度の払い戻される金額は、年齢と所得金額で変わってきます。
所得区分 | ひと月の上限額(世帯ごと) |
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①区分ア 年収1,160万円~ | 252,600円+(医療費-842,000円)×1% |
② 区分イ 年収770~1,160万円 | 167,400円+(医療費-558,000円)×1% |
③ 区分ウ 年収370~770万円 | 80,100円+(医療費-267,000円)×1% |
④ 区分エ ~年収370万円 | 57,600円 |
⑤ 区分オ 住民税非課税者 | 35,400円 |
上記はざっくりとした表ですが、いろいろ条件があるので調べてみてくださいね。
私が適用されたのはこちら↓
区分ウ 80,100円+(医療費ー267,000円)✕1%
差額ベット代などは適用外です。あと、高額療養費制度を受けた分は、確定申告の医療費控除の対象外のようです。→詳しくはこちらで
高額療養費制度の申請について
高額療養費制度の申請は、2つパターンがあります。
- 一旦、全額支払う。申請した後に払い戻される
- 事前申請し、減額された費用を病院に支払う
私は②を選択しました。(ちなみに協会けんぽ)
②は本当に楽で、入院の説明を聞きに行った時に、対応してくれた事務員さんに「高額医療費制度の事前申請をしたい」と伝えただけでした。
ただ、これは諸条件があったのと、健保組合で変わりそうなので、事前に確認しておいてくださいね。
①の場合だと、払い戻しに3ヶ月かかることもあるみたいです
医療保険の支給額
さて、こんなときのために加入している民間の医療保険。
どのくらい支給されるのかな・・と期待していたら、わずか13万円でした。
月額4,500円で20年ほど払っていますが、こんなものです。
詳しい友だちに聞いてみたところ、保険が古いのだそう。
昔は入院日数に応じて、給付金がでるタイプが多かったですよね。
1日5,000円とか、1万円とか。
今、病院の方針は入院は短めが基本です。
なので、「1日いくら」という保障内容ではなくて、「ガンと診断されたら30万円」みたいなタイプが主流なのだそう。
私は医療費保険は、最低限でいいと思っています。高額療養費制度がありますしね。でも、保険を見直すきっかけになりました。
病気が治ったので保険を変更できるかも
「手術をしたら、もう保険の加入とか難しいだろうなぁ」と思っていたら、そうでもないと友人が教えてくれました。
手術で子宮筋腫を治し、子宮系の病気の心配もありません。
なので、少し条件がつくかもしれませんが、別の保険も加入できそうなのです。
とりあえず通院が終わったら、友人に相談したいと思います。
通院している間は、医師の管理下にあるということで、加入できないそう
まとめ
入院・手術となると、相応のお金はかかります。
ただ、日本の医療費制度は世界一というのも実感できました。
アメリカだったら、ものすごく高額になりそうな気もします^^;
入院すると、体の不調も本当に嫌だなって思ったし、お金もかかります。
入院・手術で諦めたことや周囲に迷惑もかけました。
ただ、改めて健康って大事だなぁって反省するチャンスでもありました。
会社の同僚が教えてくれたんですが、病気で入院し復活した人ほど、長生きするそうです。
健康に気を使うからだそう。
今は心から同意!
食事も運動も気をつけるようになりました。
手術がうまくいって、一日でも早く元の生活に戻れることを祈っています!