子宮筋腫の治療として子宮全摘手術(腹腔鏡手術)を選択。
良い方向に改善したものも変わらなかったこともありました。
あと、手術の影響も少しだけ・・
子宮筋腫は取るべきかを悩んでいる人向けに情報をシェアしますね。
参考になれば幸いです。
身体のいい変化
子宮筋腫で手術するのは予定外でしたが、結果的に良かったなと思っています。
貧血の改善
手術を検討しだしたのは、貧血が悪化したことが原因でした。
ヘモグロビン11くらいをウロウロしていたのに、突然ヘモグロビン8!
かかりつけ医から手術を勧められたんです。(40代なので年齢的にも)
手術に向けてレルミナ(子宮筋腫のお薬)を服用してから、ヘモグロビンが12まで改善。
術後1ヶ月後(レルミナは服用していない)で、10.5まで戻っていました。
レルミナは副作用のある薬で長く飲むことはできません。興味がある方は「【子宮全摘】腹腔鏡下の可能性を高めるために「レルミナ」服用」をご覧ください。
血に満ちている体はすごい
ヘモグロビン11はあまり高い数値ではありません。(軽い貧血)
この状況が長かったので気づきませんでしたが、血が巡っている体は本当に元気!
趣味でダンスをしていますが、午前中にダンスレッスンがあると、午後は動けないぐらい疲れていたんです。
「体力ないなぁ」ぐらいに思っていましたが、違いました。
過多月経だったのが薬で止まり、血が十分にいきわたるようになったんでしょうね。
午後もバリバリと動けるようになり、1日の充実度がレベチ。
今はまだヘモグロビン12にはなっていませんが、きっと戻ると思います。
ダンスした日の午後は3時間ぐらい昼寝しないと動けなかったんですよ
お腹が凹んだ
お腹は少し凹みました 笑
私の筋腫は約9cmで、ほかに小さい筋腫もありました。
うつ伏せになると下腹部にしこりみたいに感じましたし、生理前は仰向けで触ってわかるほど。
術後はそれが消えて、母からも「お腹が凹んだね」と言われました。
大きな筋腫がある人はお腹のラインが変わるかもしれません。
便秘が大幅に改善
もともと便秘がひどくて、ウサギのようだったんです。
生理直前にお腹がキュルキュルいい出して、やっとスムーズなお通じがくるほど。
術後は便秘が大幅に改善!
特に術後1週間くらいは、食べて少ししたら便意があって困りました ^^;
今はだいぶ落ち着いて、便秘っぽくなることもあるものの、順調。
便秘が改善されると、お肌もキレイになって体も軽いし、いいことづくめです
身体のビミョーな変化
手術による身体の微妙な変化も少しだけありました。
私は後遺症や合併症が起きておらず、順調そのもの。
ただ、気になることが無いわけでもないので、その辺りをお話しますね。
会陰部分の癒着
私は腹腔鏡で子宮全摘をしたので、子宮は出産と同様に膣から出しました。
筋腫が大きかったので、出す時に会陰が少し裂けてしまったんです。
そこを縫っていたのですが、癒着が起きて膣の入口が狭くなったみたいなんです。
お通じやお小水に影響はありません。
ただ、性交渉の際は痛いかもしれないし、出血するかもと言われました。
癒着は「治癒」しているものだよ。問題があれば切開できるけど、3ヶ月はまたないとね
体力・筋力の衰え
術後は療養期間もありますし、すぐにバリバリと動く気がしなかったので体力がとにかく落ちました。。
ドクターにも「筋力はすぐどっかいっちゃうから!」と言われ・・
「これくらい大丈夫かな?」と思って数時間ほど外出しただけなのに、ものすごく疲れることもあります。(術後2ヶ月経っても)
これは少しずつ戻すしかないようです。
朝の30分散歩が日課になりました。これは腸閉塞を起こさないように術後すぐに始めています。
お腹に傷はあるけど・・
腹腔鏡だと、小さな傷が4箇所あります。
内ひとつはおへそなので、全然目立ちません。(もはや無いと言っていいくらい)
残りの3つも傷跡は薄く、目立つものではないので、おそらく1年くらいでわからないほどになると思っています。
術後1ヶ月でも温泉とか入るのに抵抗ないほどです
変化がなかったこと
子宮全摘で変化がなかったこともありました。
というのも、卵巣は残したんですね。
女性ホルモンは卵巣からでるので、子宮全摘ではあまり影響がないのです。
胸の張り
生理があったとき、生理周期に合わせて胸の張りを感じていましたが、それは今でもあります。
このタイミングでマンモグラフィとかやりたくないなぁ、って感じです。
生理がなくなったので、胸が張りやすいタイミングがわからなくなりました
イライラ
イライラがでるのも女性ホルモンの影響だと思います。
ただ、年齢的に更年期障害も出てくるはずなので、どっちなのかは不明です 笑
レルミナで更年期障害の副作用があったんですが、飲むと消えました。身体が急にほてるんですよね。
運動・食事に制限はなし!
運動や食事に制限はないので、これも変化がなかったことです 笑
もちろん術後すぐに激しい運動はできませんが、1ヶ月半も経てば大抵のことは戻ります。
ダンス復活についても自分の想定より早い段階でOKがでました。
生理で諦めていたことができる!
過多月経だったので、生理周期を気にする生活をずっと送っていました。
生理がもうないことで一気に選択肢が増えたのは、大きな喜びとしか言いようがありません。
白い服を気にせず買える
過多月経の上に、長期間の生理。
生理じゃない日も常におりものシートや軽めのナプキンをしていたんです。
白い服に憧れるも、着れる日が相当限られるので避けていましたね。
早速、白やシルバーなど明るい色のボトムスを購入♪
生理による身体のダルさがない
生理の日って身体が重くないでしょうか?
気持ちも下がっているし、動く気力もない・・
貧血もあったと思いますが、とにかく元気がない。
月の3分の1を出血を気にしながら過ごしていましたが、今はそれがありません。
快適に動ける日が格段に増えて、予定も好きに入れられる自由を感じています。
ダンスの発表会も生理にあたるからと諦めたり、生理日移動のピルを飲んだりと大変でした
温泉も旅行も好きな時に
イベントを入れるのは、「生理日を確認して」が習慣でした。
生理のときに旅行は無理だったし、漏れていないか心配で心から楽しめない・・
そんな悩みから開放されたのは大きかったですね。
あと、健康診断の予約も入れやすくて 笑
「生理期間を除いて、仕事の調整をしつつ、空いている枠で・・」と意外と大変でした。
この自由な感覚は想像の上を行きましたよ。「あ、こんなに自由なんだ」と。
子宮頸がん・子宮体がんの検査や心配をしなくていい
子宮系疾患の心配・不安から開放され、心底ホッとしています。
実は子宮頸がん検査によく引っかかり、何度か精密検査をしました。
癌一歩手前の高度異形成の判定があったことも。
「要精密検査」の検査結果を見て、いろいろ調べていくと、癌をリアルに感じて・・
今は子宮頸がん経験者の方がYoutubeなどで体験談を発信してくれています。
ありがたい情報を参考にし、婦人科系癌のリスクを排除できて良かったと思っています。
とはいえ、卵巣はあるので定期検診をと主治医からは言われていますよ
生理用品の置き場が不要に
過多月経なので、ナプキンの消費は激しかったですね。
2-3日目は昼間でも、多い日夜用が2時間持たなかったので・・
常にストックしていたし、10日続くのも珍しくないので、小さなナプキンやおりものシートも用意していました。
ふるさと納税でナプキンを買っていたぐらいです^^;
手術を機にストックは妹にあげて、棚の一つがまるまる空きました
子宮全摘での後悔はなし!自由になった
子宮全摘を選択したのは、正解だったと今は思います。
- 40代半ばであったこと
- 子供を産みたいという希望がなかった
30代のころにも子宮全摘は勧められましたが、そのときは全く受け入れられませんでした。
40代以上でも子宮を取ることに抵抗がある方もいらっしゃると思います。
情報を集めて、専門家(主治医)に相談しながら、後悔のない選択をしてくださいね。
どんな選択でも、健やかな身体でいられることを心から祈っています!